じゃじゃ馬ならし・空騒ぎ

 

じゃじゃ馬ならし・空騒ぎ (新潮文庫)

じゃじゃ馬ならし・空騒ぎ (新潮文庫)

 

 やっぱりですね、シェイクスピアですよ。作りが不思議で、劇中劇なはずなのですが、最後を閉めずに終わる。また、こちら、実はロンドンのグローブ劇場で見たのですが、もう、カタリーナが素晴らしくて。彼女の思いっきりの高飛車キャラから淑女キャラ、悲鳴、どつき、最後の長ゼリフと、これが推しの役者だったらたまらないだろうなという面白さ。現代には全く似合わない価値観かもしれませんが(もう、思い切り女性はモノ扱いなので)、当時のことを考えれば、より面白く、いまだに様々な議論を呼びながら上演され続けていることが面白いなと思います。