2016年上半期に読んで面白かった小説やノンフィクションや漫画

小説 物語の終わり  

物語のおわり (朝日文庫)

物語のおわり (朝日文庫)

 

秋田で買ったのだけど、北海道に思いをはせる内容で、はからずも自分の心境と重なるところがあって、ぐっと読んでしまった。

「あの山のむこうには何があるんだろう」と思う前に、たくさん旅をする生活に突入した自分にとっては、山の中で暮らすひとはひとつの憧れ。 

 

ノンフィクション おだまり、ローズ

おだまり、ローズ: 子爵夫人付きメイドの回想

おだまり、ローズ: 子爵夫人付きメイドの回想

 

 渋谷のフライングブックスでうっかり買ってしまった本。

ローズの子供の頃の話がよくて、家族は貧乏なんだけど、母は洗濯が得意で、藁の良い匂いでカラッと洗濯してみせる。そういうところが好きで、家族が大切でしっかりと働いた、働くことに人生を捧げることができた理由が、とてもよくわかった。

あとはガーデニングの人の話が好きかなあ。

 

批評  コリアン・シネマ

コリアン・シネマ――北朝鮮・韓国・トランスナショナル

コリアン・シネマ――北朝鮮・韓国・トランスナショナル

 

 春香伝を例に、製作者によってまったく違った風味を批評していくのはクール。「コリアン」というタイトルに落ち着いた前書きも必見。

 

参考書

CD-ROM付 2カ月で攻略TOEIC(C)L&Rテスト730点! (残り日数逆算シリーズ)

CD-ROM付 2カ月で攻略TOEIC(C)L&Rテスト730点! (残り日数逆算シリーズ)

 

 今2周目ですが、飽きにくく解きやすい。英語に力を入れている大学の本棚を見つつ、自分にあったものを購入。Kindleで購入してiPadで見ています。アルクは音源をアプリで公開していて、いったん入れてしまえば通信環境に頼らず聞けて便利。個人的にはiTunesには音楽だけ入れたいし。

 

 

漫画!ベスト7でいきたいと思います。

 

7位 きみを死なせないための物語

きみを死なせないための物語(1)(ボニータ・コミックス)

きみを死なせないための物語(1)(ボニータ・コミックス)

 

 キャラメイキングと、ディストピアなんだけど私にとってはユートピアな感じで、いいなあ羨ましいなあと思いながら見てました。あと、天才がいっぱいでてくるので、自分の有能願望が満たされると思う。

 

 6位 推しが武道館いってくれたら死ぬ

推しが武道館いってくれたら死ぬ(1) (RYU COMICS)

推しが武道館いってくれたら死ぬ(1) (RYU COMICS)

 

 なんちゅータイトルつけるんだという感じですが、とにかく可愛い。個人的にはえりぴよさんが可愛くてたまんないです。あーやはリアル。

 

 

 

5位 ふだつきのキョーコちゃん 

 キョーコ嫌いが多い世の中だが、私はかなり好き。キョーコちゃん目線でお兄ちゃんを見ていたので、最終巻はぐっときた。みんな最終巻を夏によんでくれ。

 

4位 境界のRINNNE

境界のRINNE  1 (少年サンデーコミックス)

境界のRINNE 1 (少年サンデーコミックス)

 

現役のるーみっくファンなのだけど、このサクサクしたドタバタ劇はとても好き。他るーみっく作品にひけをとらないし、今でも一番若き読者に、それぞれ愛されている漫画だと思う。みんな本当にいい子。実写化はむずかしいやつ。

 

3位 六道の悪女たち

六道の悪女たち 1 (少年チャンピオン・コミックス)

六道の悪女たち 1 (少年チャンピオン・コミックス)

 

りくどう、ではなく「ろくどう」です。 

チャンピで読んでるこの漫画、作者はおそらく初連載?毎回想定の2倍くらい上を(斜め上とかではなくまっすぐ上)いってくれて、女子は失礼ながら全く可愛くないし絵も古いのにむしろちょうどいい、かなり読ませる漫画です。最初は読みにくいかと思ったけど、チャンピのこの下手なままプロにさせる感じはとても好きです。全然上手にならない、なのに泣ける。チャンピオンの看板作品だと思います。ストーリー的にはミナミちゃんが出てきたあたりの舎弟の話は解決してないんじゃって感じで怖くてすごいと思いました。

2位 辺獄のシュヴェスタ 第6巻

辺獄のシュヴェスタ 6 (ビッグコミックス)

辺獄のシュヴェスタ 6 (ビッグコミックス)

 

 12月に買いましたが、いれさせてくれ。

あと3倍は書けたである超巨編が、私の大好きなキャラの見せ場なしに終わって若干ショックであり、しかし美しく終わらせた様に感動もあり。私はこの拷問描写のきっついディストピアに、自分の魂を熱くさせていました。この作者の偽札銅版の話も有名ですよね。

 

1位 頂き!成り上がり飯

 謎の包容力を持つ主人公・ケニーが活躍?する成り上がり飯。

disると、、グルメリアクションでは食戟のソーマが上を行くし、美味しそうなご飯描写では花のズボラ飯とか孤独のグルメとかの方がいいし、美味しいもの食わせてもらってるのに単調…?って思うんですが、<5時起きで作ったんだぞー!!!>といって殴る感じのコマで一気に持って行かれてしまいました。そうだぞ、俺たちは大変な中飯を作ってるんだぞー!!!!メリケンサックで殴るぞコラ!!!

インスタ映えとかじゃなく、とにかく美味しい、カルシウム豊富で食育バッチリ考えてある飯を淡々と提供する姿に、かなり加算してしまいました。

 

と、そんな感じです。

ちなみに最近注目しているのはジュニオールです。

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絵柄古いし手法も古いかなあと思うんですが、個人的には「なんか変…」て感じでかなり注目してます。

あと、ジャンプの鬼滅の刃は、もしかしてるろうに剣心以降ジャンプが貫いてきた「不殺」を、変な方向に変えて曲げて新しい道を切り開いてくれそうで楽しみです。<殺さない俺たちの方が強い!>っていう鉄板もいいんだけど。