Raspberry pi, omxplayer(7) LXDEに書き込んで自動起動

追記…2017-06-01
【ラズパイをshutdownの操作をせずにコンセントを抜かなければならない(しかもコンセントを入れたら自動で映像が再生され始めるようにしなければならない)ような現場の場合】
通常、ラズパイはshutdownの操作をしてから電源供給を切らなければいけません。しかし、展示などの都合でどうしてもコンセントのON/OFFがあり、かつ、操作をしてもらえない場合に備えて、長谷川裕司さんに、以下のやり方を教えていただきました。
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BH3ってご存知ですか?
電源が切れても30秒ほどラズパイを動かせる無停電電源が組み込まれていて、その間に自動でシャットダウンしてくれる産業用ラズパイです。
これを使えばタイマーでOn/Offしても問題ないです。
4万円ほどするので予算に余裕があるときに考えてみてはいかがでしょうか?
 
 
購入はこちらからです。
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LXDEに書き込んで自動起動

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さて、コンセントの抜き差しによる自動起動について。

miminashiさんに教えていただいて書き換えてみました。

スペック:Raspberry Pi3,  Noobs Version: 2.4.0

 

 

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 コンセントの抜き差しで自動起動

① sudo nano /etc/xdg/lxsession/LXDE/autostart
(ちなみに… ~/.config/lxsession/LXDE/autostart でもOKだと思うんですが、LXDEのショートカットが効かなくなってしまった。)

② @omxplayer --no-osd --refresh --o local --loop example.mp4

③ ファイルの保存は、Ctrl+Oで行います。

④ File Name to Write: /etc/xdg/lxsession/LXDE/autostart と出るので、Enter。

⑤ Ctrl+XでExitします。→Yes,Noを聞かれるので、大文字のY。

その後、reboot(再起動)。

 

ホーム画面に戻りたい場合

⑥ ループで再生され続けるので、ホーム画面に戻りたい場合は、少し手続きが必要でした。

(改良中…)

⑦ Alt F4で終了、Ctrl Alt F1同時押しでコンソールを出す。

⑧ all kill omxplayer

⑨ sudo reboot(再起動)

すると、ホーム画面に戻ってきます。

 

ホーム画面へ戻ってこれます。

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 参考

Raspberry Piデジタルサイネージにする(動画流しっぱなしプレイヤにする)http://kujiraiken.sit.ac.jp/blog/2015/08/raspberry-pi-as-digital-signage/

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メモ

コンセントの抜き差しが行われてしまう会場で、映像を自動で走らせる必要があったので、やり方を模索していました。

 

《失敗》/etc/rc.localを書き換えることによってomxplayerを起動する

映像内容の変更ができないし、ホームにも戻れない(なぜなら起動時にループするようにという指令が優先されるから)という魔窟のようなプログラムですが、一応見るだけという方、どうぞ。

 

エディタはnanoを使います。

コントロールパネルから、

① sudo nano /etc/rc.local

②  exit 0の前行に、

 omxplayer --no-osd --refresh --o local --loop example.mp4

  

ここにloopを書いてしまうと、omxplayerが解除できない魔窟のようなプログラムができてしまうので注意です。