【元禄郷帳の寺島ナス】なすとひよこ豆のカレー
江戸野菜「寺島ナス」を、東向島駅界隈の22店舗が扱うようになりました。
小学校や個人のお宅でも、ただのナスではなく江戸時代のナスという物語を大事に、まちなかで育てていくようになっています。
将軍が食べたという背景を大切にして、育ててみる
今日知ったのですが、前栽畑というのは野菜の畑という意味なのですね。前栽はせんざい、と読みます。将軍様に献上するために、「御」前栽畑を設けていました。
固い、味がない、でもしっかりしてる
品種改良前のこのナスをなぜ育てるのか。
実際に野菜をつくったかたはわかると思うのですが、売り物の野菜は甘く美味しいのに、アマチュアの育て方ではなかなかそうはなりません。
だからこそ、味付けがいがあり、料理の工夫のシがいがあるようです。
しっかりしている、というのも魅力かなぁと思います。
私から見ると、ナスのよさよりも、そのナスを育てていこうと、野菜作りに関してはシロートなまちづくり協議会が頑張っていることに胸をうたれます。
「寺島ナス復活プロジェクト」の真意は、丁寧に育てている姿をまちなかで子供たちにみせることにあるのかなぁ~~~と思います。
ナスとひよこ豆のカレー
写真のカレーは玉ノ井カフェ.のカレー。ひよこ豆も美味しいです。ひよこ豆、インドやイスラエルでは主食の地域もありますよね。東向島というローカル~~~な地域のカレーが、遠い地域の食材と結びつくのも、なんだかロマンチックです。ローカルをつきつめるとグローバルにつながるんですよね。