パッチワーク 嶽本野ばら
嶽本野ばらは、高校生のころに「ミシン」という作品で好きになりました。
私は彼の作品の、ギャグめいたところも好きですが、
登場人物の矜持の切実なところが特に好きです。
みんな人間味にあふれてる。
このパッチワークはかの有名な
「お友達なんかいらない」たる言葉が収録されていますが、
その実、「体裁を整えるためのおともだちなんかはいらない」ということがよくわかります。
甘えたいような、甘えたくないような、不思議な気持ちにさせてくれる作品群です。
※追記
この本、寄付をしました。大事に扱われているようでありがたいです。