ニューヨリカン・ポエット・カフェ

ローアーイーストサイドへと繰り出し、ニューヨリカン・ポエット・カフェにいってきました。

被差別者の告白がメインポエムという感じですが、辛い悲しいというよりも、ノリ良し、ジョークよし、ゲラゲラ笑って、時々胸がつまるほど泣けるステージでした。


ラップではなくポエムなのですが、歌が始まったり観客みんながダンスしにいったりという感じなんですね。半DJタイムあり、ただただスタンディングオベーションなどあり。観客のポエムをプロが読み上げたりしたとき、結構本音で語っている内容にグッときてしまいました。軽く演劇などもあり、英語がしゃべれないホワイトという設定などにみんなゲラゲラ。他にも、「私はずっと醜いって言われてた、私の歯を見ていたからね(歯並びの悪い歯を)、私の涙を見ていないからね」という詩が心に刺さって抜けません。

ニューヨークシティはやや冷たくもおおらかで親切で優しく、私個人は、差別は本当に受けていません。というか、むしろ今までほかの国で受けた態度は気づかぬなかったけど差別だったのでは…?と思い直すほど。

でも表面上差別はなくても、どこかで誰かがこんなにも激しく、深刻に、そしてはっきりと苦しんでいることを、ポエムという形で聞くことができたのが幸運でした。

やはりアジア人として、ポエットカフェでは考えなおすことが多く、全て聞き取れたわけではないですが、孤独にも行って良かったイベントでした。

おやすみなさい。

《Information》
The nuyorican poet‘s cafe
http://www.nuyorican.org
ポエムは金曜夜にやっています。が、スケジュールチェックを事前にお願いします!
1人16$
236 East 3St.(Between AveB-AveC)