中は赤いんです。
写真が麗しい。
最初の机、こういう風情を大事にしたいんだなという志が伝わってきますよね。
それぞれが思う生活の理念を見直す機会に
これを読みながら、「自分ならあーする、こーする」という思いが浮かんできやすいのは、単純に沼畑さんの信条を読んでいるからですね。自分は人生でこういう考えがあるぞ!と、「本を作るように」考え直す機会になるんじゃないかなと思います
Think like a publisher というやつですね。
友人の暮らしぶりを知るように
沼畑さんは識者でもなければ研究者でもないので、何かを学ぶ本というよりは、隣にいる人の考え方や思考、事情などを知る本として読める感じです。何かを押し付けてきたりしないのがいいなと思いました。なぜなら、普段やっていること(キッチンの片付けや静かに歩くことなど)が出てくるので、親近感を感じると思います。裏付けは自分の経験だから。そういう場合、良書になる場合もあるとは思うんですが。個人的には伸び縮みが小さいなと思いました。
雑感
・コウフクロンというマーク、いらなかったんじゃないかなぁと思います・音やキッチンについて、刺激について、クルマの話などが面白いです。読者も読者の中のカブリオレを日常の中で見つけられそう。全体の中でもキレがいいです。
・白黒の写真の部分とか、とてもいいですよね。ZINEとしてほしい。
そんな感じです。