性を装う

 

性を装う―シェイクスピア・異性装・ジェンダー

性を装う―シェイクスピア・異性装・ジェンダー

 

 

シェイクスピアじゃじゃ馬ならしを読むために借りた本。

 

「なぜ少年だけが女性役を演じたのか?」という、誰もが「華奢だし声高いし当たり前でしょ」と議論にすらならないようなことを改めて細かく研究し、論じる良書。

 

女性が危険なものだとして舞台にあげるのを阻止し、次に男だらけになったら男色に走るとして女性をひっぱしだして、滑稽で面白い歴史だけど、今そういうのに巻き込まれたらたまったもんじゃないよね。

 

でも、その頃は大真面目に、みんなが弱きものをコントロールしたがった。

 

英国演劇史は、家父長制度と切ってもきれない関係で、演劇は英国やシェイクスピアと切ってもきれない。

 

 

まとめ:なぜこれが「慣例」になったのか?を考えると面白い🤔